サラームカフィ公式ブログ〜WEB自家焙煎教室〜

Salem Kaffee(サラームカフィ)の公式ブログです、焙煎理論・抽出理論・サンプルロースター設計を公開しています。

百均のミルクフォーマーでつやつやフォームミルクの秘訣

 

ツヤツヤのフォームミルクをダイソーの100円フォーマーを使って作る方法!

フォーマーは100円均一でもダイソーのが一番パワーがちょうどよくおすすめです。

 

その❶「水」を少し入れる!

実は通常のスチームミルクでは蒸気由来の水が結構入っているんです!フォーマーでは通常あまりシルキーにならないのはそれが足りないからなんですね。
大体1杯当たり牛乳100mlで5-10%の水を入れて電子レンジかホーロー製のミルクパンで温めて、125mlになるまで泡立てます。

 

その❷!「細くて縦長の容器!」

拙著「サラームカフィのプロも知らない美味しい珈琲の淹れ方」で細かく書きましたが乳化=泡立ちやすい状態にするには容器の形状がとても大切!そこで私は縦長のHARIOのトールビーカーかコニカルビーカーを使っています、泡とともに乳化成分が狭い水面に集まり限界ミセル濃度に到達させるのです。
この方法では慣れればわずか100mlでもフォー厶ミルクを作れます。

 

その❸!「上から下へ!」

多くの方のミルクフォーマーを使った泡立て方ではずっと下の方を泡立てる方法を皆さんとられてるんですがエスプレッソマシンの方法と同じく上のほうで(写真2枚目)空気を入れるように大きな泡を作り、それを細かく砕くようにゆっくりとフォーマーのコイル部を下へ下へと下げて行くとうまく泡が細かくなります!

 

その❹「乱流!」

泡を細かく艶やかにするには乱流を作り出して細かく混ぜることが大切ですそのために基本的にフォーマーを斜めに、真ん中ではなく端っこに、そしてモーターの回転方向とは逆に動かして乱流をつくり、聞こえてくる音が静かになり水面にツヤが出てくるまでかき混ぜます。

 

その❺「牛乳の量!」

どんな牛乳を泡立てる方法でも同じなのですが水面は2乗で増えますが体積は3乗で増えるので牛乳の量が多ければ多いほど体積に対して水面が小さく乳化しやすくなります、そのため 1杯分が一番難しく2杯分3杯分はらくらくあっという間に簡単に、よりツヤツヤサラサラのフォームミルクを作ることができます、またコニカルビーカーを使えばさらに簡単に出来ます(洗うのが少々面倒ですが)

メーカーはHARIO製が一番味がよく200ml、300mlのトールビーカーもあります、コーヒーサーバー代わりにしたり急須にしたり浸漬式コーヒーを作ったりと色々できるので1つ持っていると大変便利です。

以上 5点に気をつけて作れば練習いらずで誰でも簡単にご自宅でエスプレッソマシンでスチームしたのと区別がつかない(飲む用の)フォームミルクが作れます!

 

ただ 最後に1点私不器用すぎてラテアートができないのでこれでもっとシャバシャバのフォームミルクをつくり
ラテアートができるかどうかは不明です、誰かできる方実験お願いいたします!