リグニンの熱分解によって豆温230℃(温度計とは差があります)で起こる3ハゼ。
今これを研究中なのですがサンプルロースターでは230℃で弱々しくチ…と音を立てた豆が240°cでチチチチと連続してなる事に気が付きました、
(奇しくも先日コーヒージャーナリスト岩崎泰三さんのユーチューブチャンネルで中野珈琲焙煎ぶれんどーさんの動画が上がっており、そこでブタ釜で3ハゼをいれる様子が写っていました)
調べてみるとバイオマスの中でセルロースが240℃程度で熱分解もしくは脱水縮合する(この辺りはまだ完全には明らかではないようです)という文献がありました。
これまた仮説ですが240℃でセルロースがやわらかくなりチチチチと音がなるのを3ハゼと昔の職人さんたちは読んでいたのではないでしょうか?
つまり本当はコーヒー豆の焙煎には最高で4回のハゼるタイミングがあるのではないのでしょうか?
この仮説を焙煎に活かしたいのですが
大きな問題は本当のところ何度ぐらいでコーヒー豆は発火するのかということです!ちゃんとした先行研究が見当たらず、
条件によって変わるのか?それとも いつも一定の温度で発火するのか?そもそも温度計で計測できるのか?
それすらわからない状態でサンプルロースターとはいえこの状態で4ハゼを研究するのは余りに危険だと思います…