サラームカフィ公式ブログ〜WEB自家焙煎教室〜

Salem Kaffee(サラームカフィ)の公式ブログです、焙煎理論・抽出理論・サンプルロースター設計を公開しています。

「田口護のコーヒー大全」

珈琲の本棚❸「田口護のコーヒー大全」

焙煎の勉強を始めてから先ずは美味しいコーヒーを飲んで味がわかるようにならないと、と始めた名店巡りでこれぞ!と思ったのはやはりカフェ・バッハさんでした(田口氏の時代、今は代替わりして味も変わりましたね)

 

その繊細なブレンドは初めてシングルオリジンより美味しいと思えたブレンドコーヒーでした(勝手にコーヒー四天王を名乗ってるとことはちがいますな)

 

あまりに繊細な柑橘のような果実感のあるあの香り!(あの当時喫煙OKだったのが謎です)

 

2回目に飲んだ時に香りを感じないことに違和感を覚え、それが直前に飲んでいたペットボトルのお茶に含まれている還元型ビタミンCの悪影響であると気づきに繋がりました、そこから私の著作のコーヒーに悪影響を与える様々な物質の研究へとつながっていったわけですからある意味バッハさんには一番影響を受けているといってもいいでしょう…(遠い目)

 

しかしながら3ヶ月もある焙煎開業コースを受ける気には気が短いのでとてもならず本で学ばせていただくことになりました、田口護の〜2冊はダンパー操作とインバーターで排気量を操る焙煎の様子が細かく書いてあり私の伝導熱強化焙煎という概念に至るヒントになりました。

 

3ヶ月の講習を終えバッハグループに加盟するとバッハグループからのみ生豆を仕入れることを条件にバッハグループ加盟店を名乗ることができるらしいですつまりブランド料を払うわけですが、ほかから生豆を仕入れるとバッハグループを破門されるそうです(笑)バッハグループに参加するには覚悟が要りますね〜まあ半分成功は約束されるようなものですが。

 

でも未だにバッハを超えるバッハグループの店の珈琲飲んだことないんですよね、同じ豆使ってるのに、どんな業種でもそうでしょうが師匠を超えるっていうのは本当に難しいことなんですね…

 

(ちなみに上記2冊があるので自家焙煎技術講座は歴史的な価値しかないコレクター品です)